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お墓の工事

お墓の工事は、一般に、基礎工事、外柵据付、石碑据付、完成検査という順に行います。形状や現場の状況によって異なりますが、通常2日~5日程度を要します。

墓石工事の手順

  1. 基礎工事

    基礎工事とは図面に従い外柵や石碑を据付けるためにコンクリートの基礎を打つ工事のことです。頑丈なお墓を建てるにはしっかりとした基礎工事が必要です。
    基礎工事の手順としては、一般に、最初に30cmほど根切りをして、割栗(比較的大きいサイズの砕石)を入れてつき固めます。次に外枠を入れて鉄筋を組み、強度を向上させた後、コンクリートを打ちます。これで基礎ができ上がります。
  2. 外柵据付

    外柵にも様々な加工と積み方がありますが、外柵を三段に積む場合は、外柵の下石、中石、上石の合口にモルタルを流して順々に積み上げていきます。上石の上には塔婆立てや小柱などが据付けられます。
    土を入れる前にカロートを据えます。カロートの大きさ、深さ、材質も地域によって様々です。そして石碑据付工事後、土を入れると外柵は完成します。
  3. 石碑(石塔)据付

    基礎工事と外柵工事を済ませたら、芝台や拝石を据えます。中台、上台を載せ、その上に竿石を建てます。竿石を建てた後、墓誌や物置台などの付属品を据付けて完成です。
  4. 完成検査

    墓所完成後は完成検査を行います。

耐震施工

日本は地震が多いので、建築物と同様にお墓にも耐震性が要求されます。耐震施工にはいくつかの方法があります。高強度のステンレス棒を入れて固定する方法や、ゲルで震動を吸収する技術もあります。また、簡単な方法としては、石専用の接着剤を結合部に用いるというものもあります。

お墓の工事

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