悲しみを癒す

悲しみの過程

 

一般的に「グリーフワーク」は、以下のようなプロセスを経ます。

1) ショック期
最初、愛する人の死に接した時、人は茫然として、無感覚の状態になります。一見冷静に受け止めているように見えますが、これは現実感を喪失した状態なのです。死があまりに大きなショックであるため、はっきりした反応が現れないのです。また、正常な判断ができずに、パニック状態になることもあります。

2) 喪失期
死を現実に受けと止め始めますが、まだ充分に受けとめられない段階です。号泣や怒り・敵意、自責感などの強い感情が、次々と繰り返し表れます。故人がまだ生きているように思ったり、そう振舞うこともあります。また、生前の故人と同じ症状が現れることもあります。この段階では深い悲しみが最も一般的な反応ですが、しっかり泣くことが重要です。医者などの誰かに、故人の死の原因を押し付けて敵意を向けることもあります。

3) 閉じこもり期
死を受け止めることができた段階ですが、そのために、従来の自分の価値観や生活が意味を失って、うつ状態に陥り、自分が存在していないような無気力な状態になります。生前にしてやれなかったことに対して、あるいは自分が死の原因を作ったのではないかなどの、自責感に襲われることも特徴です。

4) 再生期
故人の死を乗り越えて、新たな自分、新たな社会関係を築いていく時期です。積極的に他人と関われるようになります。

これらは一見、異常と思える状態ですが、悲嘆の反応としては、正常なのです。
「グリーフワーク」の期間には、個人差はありますが、第1〜第2段階は1〜2週間が一般的です。
また、「グリーフワーク」全体の期間は、配偶者の死別の場合で1〜2年、子供の死別の場合は2〜5年ほどと言われています。

 

 

グリーフケアとは
悲しみの過程
悲しみの症状
病的な悲嘆
ケアの考え方
ケアの考え方2